M視点で語る映画① 『キック・アス』
あらすじ
冴えない日々を送る主人公は一念発起し、スーパーヒーロー「キック・アス」となり街を守ることを決意する。街の不良共にボコボコにされながら必死に立ち向かっていくうちに主人公は人気者になるが、本物のスーパーヒーローとマフィアの抗争に巻き込まれてウキャーというお話。
ネタバレ注意↓
年端もいかない少女が悪人をバッタバッタとブチ殺していく、ロリマゾ大歓喜の作品です。その手の性癖の方は是非に。
私はマゾですがロリではないのでそれほど少女に萌えることはありませんでしたが。それより私の萌えポイントは、とあるきっかけでゲイと勘違いされた主人公が、ゲイならば安心ということで憧れの女の子にオイルを塗るよう求められるシーンですね。興奮を隠しながらオイルを塗る主人公。
…いい!
S女性とM男性の関係にもこういうのあるじゃないですか。
もうね、男扱いされていないことに興奮するし、
勿論、S女性の身体それ自体にも興奮するし、
そして、その興奮を我慢することに興奮します。
本当、こういうシチュエーションはたまらんですね。
あとですね、ベッドシーンでの主人公の置きどころがなくて彷徨う手の動きが童貞っぽくていいですね。私のような童貞もののAVが好きな方にはお勧めです。
冴えない日々を送る主人公は一念発起し、スーパーヒーロー「キック・アス」となり街を守ることを決意する。街の不良共にボコボコにされながら必死に立ち向かっていくうちに主人公は人気者になるが、本物のスーパーヒーローとマフィアの抗争に巻き込まれてウキャーというお話。
ネタバレ注意↓
年端もいかない少女が悪人をバッタバッタとブチ殺していく、ロリマゾ大歓喜の作品です。その手の性癖の方は是非に。
私はマゾですがロリではないのでそれほど少女に萌えることはありませんでしたが。それより私の萌えポイントは、とあるきっかけでゲイと勘違いされた主人公が、ゲイならば安心ということで憧れの女の子にオイルを塗るよう求められるシーンですね。興奮を隠しながらオイルを塗る主人公。
…いい!
S女性とM男性の関係にもこういうのあるじゃないですか。
もうね、男扱いされていないことに興奮するし、
勿論、S女性の身体それ自体にも興奮するし、
そして、その興奮を我慢することに興奮します。
本当、こういうシチュエーションはたまらんですね。
あとですね、ベッドシーンでの主人公の置きどころがなくて彷徨う手の動きが童貞っぽくていいですね。私のような童貞もののAVが好きな方にはお勧めです。
マゾ的に興奮するシーンばかり追うのもなんなので、ストーリーにも触れてみます。
作品の冒頭近くで、主人公が「どうしてみんなスーパーヒーローになろうとしないのか」みたいな事を言うんですね。で、実際主人公はコスプレして街を守るヒーロー、キック・アスになるのですが。それからなんだかんだあって、主人公に恋人が出来てこう言うんですね。「どうしてみんなヒーロー目指さないのかわかった」と。この手の心境の変化はオタクな少年・少女時代を送った方々には覚えのあるものだったりするんじゃないですかね。好きな異性が出来て結ばれた瞬間、あるいは振られた瞬間、あれだけ必死になって集めていたあれやこれ、夢中になって観ていたあれやこれが色あせていくあの感覚。それは、成長であり健全化であり、そして敗北であるわけですけど。
なんであれ、主人公はヒーローを断念するわけですね。
片や、もう一方のヒーローたるビック・ダディとヒット・ガールは、断念することはないんですね。断念するという発想すらない。その狂った魂を狂った世界でただひたすら炸裂し続けるしかなく、その痛々しさといったらないですね。
ラスト、ある登場人物のセリフによってクールに物語は幕を閉じるわけですが、考えようによっては主人公とその登場人物が狂った世界に足を踏み入れてしまったことを暗示しているようでもあり、まあ見事ですね。
おすすめ。
作品の冒頭近くで、主人公が「どうしてみんなスーパーヒーローになろうとしないのか」みたいな事を言うんですね。で、実際主人公はコスプレして街を守るヒーロー、キック・アスになるのですが。それからなんだかんだあって、主人公に恋人が出来てこう言うんですね。「どうしてみんなヒーロー目指さないのかわかった」と。この手の心境の変化はオタクな少年・少女時代を送った方々には覚えのあるものだったりするんじゃないですかね。好きな異性が出来て結ばれた瞬間、あるいは振られた瞬間、あれだけ必死になって集めていたあれやこれ、夢中になって観ていたあれやこれが色あせていくあの感覚。それは、成長であり健全化であり、そして敗北であるわけですけど。
なんであれ、主人公はヒーローを断念するわけですね。
片や、もう一方のヒーローたるビック・ダディとヒット・ガールは、断念することはないんですね。断念するという発想すらない。その狂った魂を狂った世界でただひたすら炸裂し続けるしかなく、その痛々しさといったらないですね。
ラスト、ある登場人物のセリフによってクールに物語は幕を閉じるわけですが、考えようによっては主人公とその登場人物が狂った世界に足を踏み入れてしまったことを暗示しているようでもあり、まあ見事ですね。
おすすめ。