あらゆる物事をM視点で語るブログ

　ある日のこと。
　折角の休日を無駄にすまいと無理やり予定をつくり電車に乗ったら、クソガキが大騒ぎしているわけですよ。もうね、◯ねと。お前は毎日が休日だからいいかもしれないが、こっちは久しぶりの休日で、一秒たりとも無駄にはしたくないのだ。静かに流れる車窓を楽しませてくれと。
　しかも一緒にいた若い父親も叱る様子がないどころか、何事か口走るクソガキの話を笑顔で頷いてる始末ですよ。こ◯すぞと。お前の役割は公共の場で騒いではいけないと躾ることだろ。口の中に拳突っ込んででも黙らされろと。
　もうね、目がぶっ飛んじゃってるんですよ。ヨダレも垂らしちゃってるし。
　目が飛んでる奴がヨダレを垂らしながらハイテンションで何事かまくし立ててたら、近づくべきではありません。何故ならそいつはシャブ打ってるから。シャブ中ですよ、シャブ中。
　どれだけ上質なシャブを打ったらここまでハイになれるのかと。
シャブ中、じゃなくて、クソガキはこんな事を言ってました。
「お母さん喜んでくれるかな」
「一緒にいつもありがとうって言おうね」
「お母さんに早く会いたいな」

　…そういえば、今日は母の日。
　大切そうに抱えている荷物はプレゼントなのでしょう。
　お子さんの目はキラキラと輝いて眩しかったですね。

　ああなるほど。この子はシャブ打ってたわけじゃなく、いわゆる貢ぎハイになってたのですね。女性に金品を貢いだ時に脳内麻薬がダクダク出るあれ。そして、ありがとうとお礼を言って頂いた時に覚える、生に対するあの肯定感。あれだよあれ。貢ぎハイ。
　あの年齢で貢ぎハイの味を覚えるなんて将来有望なお子さんですね。