あらゆる物事をM視点で語るブログ

加齢による性欲減退からきているのか、それとも一過性のものなのかわかりませんが、どうも最近ＳＭ行為に対する欲求が薄れてきているように思います。
ぶっちゃけてしまえば、打たれたり、踏まれたり、乗られたり、とか面倒くさく感じてしまう。痛いのとか、苦しいのとか、気持ちいいのとか、煩わしくて仕方ありません。それどころか、想像するだけで胸焼けしてしまう。
何なのでしょうか。やっぱり、老化なんですかね。若い頃はそういった行為にあんなにも焦がれていたのに…。

ただ、誰かとＳＭに関する話をしたいという欲求だけはなくならないんですよね。

「鼻の頭にご飯粒ならぬ黄金粒をくっつけたＭ男は萌えの対象になり得るか」

みたいな毒にも薬にもならないような話を、気が置けないＳ女性やＭ男性として盛り上がって。
で、時折はＳ女性の色っぽい話に、甘くときめきのような勃起をしたりする。
そういった欲求だけは消えない。

…うんまあ、ただ単に自分のＭ性を肴にして女性と楽しいひと時を過ごしたいだけなのかもしれませんね。
欲望の形が変化しただけ。
自分のＭ性なんて、最早共通の話題程度のものなのでしょう。かつての私にとってそれは、コンプレックスの裏返しのアイデンティティそのものだったように思うのだけれども、これも成熟でしょうか。

なくしているのは性欲ではなく、マゾの矜持なのかも。
果たして、私は今もＭなのでしょうか。