映画の感想
『ヘレディタリー/継承』という映画を観ましたよ。
家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。(eiga.com/movie/89273/より)
滅茶苦茶怖いと評判になっていたのでどんなもんじゃろと行ってみたのだけど、いやきつかった。
噂に違わぬ恐ろしさでした。なんかもう画面が禍々しいんですよね。ある決定的なことが起こる中盤以降は延々と嫌な緊張を強いられて、心底もう頼むから終わらせてくれと願ってしまいました。
ほら、これホラー映画だから。あの例の暗闇から心霊的なものがドーンってやつ。あれ。あれをくれ。そう何度も思いましたね。
粗相をしてしまって必死に謝るのだけど、S女性様は怒りも許しもせずただこちらを無表情で見つめている。どんなお仕置きよりも辛いじゃないですか。で、お仕置きが始まってきついのだけど安心するじゃないですか。それと一緒で。
なので物語がホラー映画っぽいところに集約されていくとホッとするんでよね。いや、そこも怖いっすけどね。
物語の幕引きに関しては否定的な方が多いのでしょうけど、私は好きなんですよねえ。
両親も認めない、社会も認めない、自分自身認め難い、そういう鬱憤がS女性に踏まれた瞬間に全て吹き飛んだ初めての時のあの祝祭感。あれと同じものがラストシーンにはあると思うんですよねえ。マイノリティ性癖の持ち主なら感じ入るものがあるのではないかと。
どうあれ私はもう2度と見ないけど!
家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。(eiga.com/movie/89273/より)
滅茶苦茶怖いと評判になっていたのでどんなもんじゃろと行ってみたのだけど、いやきつかった。
噂に違わぬ恐ろしさでした。なんかもう画面が禍々しいんですよね。ある決定的なことが起こる中盤以降は延々と嫌な緊張を強いられて、心底もう頼むから終わらせてくれと願ってしまいました。
ほら、これホラー映画だから。あの例の暗闇から心霊的なものがドーンってやつ。あれ。あれをくれ。そう何度も思いましたね。
粗相をしてしまって必死に謝るのだけど、S女性様は怒りも許しもせずただこちらを無表情で見つめている。どんなお仕置きよりも辛いじゃないですか。で、お仕置きが始まってきついのだけど安心するじゃないですか。それと一緒で。
なので物語がホラー映画っぽいところに集約されていくとホッとするんでよね。いや、そこも怖いっすけどね。
物語の幕引きに関しては否定的な方が多いのでしょうけど、私は好きなんですよねえ。
両親も認めない、社会も認めない、自分自身認め難い、そういう鬱憤がS女性に踏まれた瞬間に全て吹き飛んだ初めての時のあの祝祭感。あれと同じものがラストシーンにはあると思うんですよねえ。マイノリティ性癖の持ち主なら感じ入るものがあるのではないかと。
どうあれ私はもう2度と見ないけど!