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あらゆる物事をM視点で語るブログ

日々妄想

禁断の果実

一枚の写真についての話を書こうと思う。



…何だか壮大な物語が始まりそうな書き出しですね。
旅行先で撮ったその写真には時の政府を転覆させかねない危険なものが写っていた!迫りくる闇の勢力!暗躍する公安!!そして、謎の美女!!!
みたいな。勿論、そんな物語は始まりません。私はただ、とても印象に残っている写真について書きたいだけなのです。
とはいっても、「今は別れてしまったあの娘とのツーショット写真」や「子供の頃に行った温泉旅行での家族写真」等の思い出の写真について書きたいわけでも、アラーキーやヘルムート・ニュートン等の芸術写真について書きたいわけでもありません。


…ふむ、話が全く進みませんな。一枚の写真などとぼやかした表現をしているからいけないのかもしれません。はっきり書いてしまいましょう。
10年以上前にはじめて目にしたスカトロプレイの写真について書きたいのです。もっと、突っ込んで書いてしまえば、う○こについて書きたいのです。

というわけで、改めて書き出しからやり直してみたいと思います。
う○こについて書こうと思う。


その写真は、私がはじめて買ったSM雑誌『ミストレスデラックス』のグラビアページにありました。
未だに網膜の裏に焼き付いて離れないその写真。
死ぬ直前に見るという人生の走馬灯に紛れ込んでしまうのではないかと心配になるくらい忘れることができないその写真。
それこそが女王様がM男を便器として使う、いわゆるスカトロプレイの写真でした。
考えてもみてください。通常、う○こは被写体になるようなものでしょうか。ならないでしょう。それが堂々と写っているのです。心霊写真とは違う意味で写ってはいけないものが写っているのです。
しかもですよ。その写真の中でう○こは写ってはいけないものどころか、なくてはならないものなのです。う○こがなければ人間便器のグラビアとしては温いものになってしまうわけですから。いわば、う○こは主役の一人なのです。スポットライトが当たる位置にいるのです。「今の君はピカピカに光って~♪」です。アンディ・ウォーホルは「人は誰でも生涯のうちに15分間だけなら有名になれる」と言ったそうですが、う○こまでそれに当てはまるとは…。正に理解の埒外の写真でした。

そう正に理解の埒外で、ある種衝撃的な体験でした。
正直自分自身マゾということもあって、そういったマイノリティーな性癖には理解があるつもりだったんですけどね。そんなものは1枚の写真で吹っ飛びました。とても理解はできそうもないし、それどころか嫌悪感すら覚えました。そして、その嫌悪感は自分に返ってくるんですよね。マゾに理解がある一般女性だって、実際その姿をみたら嫌悪感を覚えるかもしれないんだぜと。諸々含めて、ちょっとしたトラウマだったりします。

一方で、スカトロプレイ(というより黄金プレイ)にどうにも好奇心を抱いてしまうのもまた事実です。
パートナーの排泄物を口にした時、自分がどうなるのか、そして自分とパートナーの関係がどうなるのか、色々と想像してしまうのですね。
きっと決定的に関係が変わってしまうのでしょう。いえ、むしろ終わると表現すべき変化があるようにおもいます。
といっても、関係が壊れてお別れになるというのではなく、どう表現すればいいのか、その瞬間心が通い合わなくなる気がするのです。絆は深まるんですよね、でも相手の心は全く理解できなくなって、こちらの言葉も届かなくなるというか。
何故、そんな風に想像するのかわかりません。自分の中に根強くあるスカトロプレイへの嫌悪感がそういった思考に向かわせるのかもしれませんね。

絆は強固だが、心は全く通い合わない。何だか、私にとって理想の主従関係がその言葉の中にある気がしないでもない。
嫌悪に塗れて、はじめてたどり着く境地。


…もしかしたら私にとって黄金とは、アダムとイブにおけるりんごなのかもしれません。
私はアダムとイブのように禁断の果実を口にして、楽園から追放されることを望んでいるのです。そうすれば、真にご主人様を崇拝できるのですから。

…猛烈に怒られそうなまとめですが(笑)
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