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あらゆる物事をM視点で語るブログ

日々妄想

老化

人は平等に年をとる。男も女も金持ちも貧乏人も平等に年をとり、老いていく。
勿論私も日々老化している…、はずですが実はあまり実感はなかったりします。
いや、別に自分はまだまだ若さに満ち溢れていると主張したいわけではありませんよ。むしろ、自分の中のどこを探しても若さなんて見当たらないですからね。そもそも、若さに満ち溢れていた時期など今まであったのかという話で。

…うん、ない。
「面倒くさい」が口癖だった小学生時代。
早く老後にならないかなと思っていた中学生時代。
同級生と話しが通じず、ジェネレーションギャップを感じていた高校生時代。
若さ以前に廃人のような生活を送っていた大学生時代。

一体どこに瑞々しいコカ・コーラのCMのような若さがあるのか。
若さが失われていくからこそ老化となるわけです。はじめから若さがない私のような人間にとってはそりゃあ老化など実感できませんわな。

特に後悔はありませんけどね。

ただですねぇ。あれが話せないんですよねぇ。飲みの席なんかで炸裂するあれ。
あの『若かりし頃の武勇伝』的な話。「若さに任せて無茶したなあ」みたいな体験談。みんな気持ち良さそうに話してるじゃないですか。あれが思いつかないんだよなあ。


勿論M的武勇伝、言うなれば若さに任せて「無茶された」体験談もないわけで。

「あの頃は飲んだなあ。一晩三人四人は当たり前、最高十人の聖水飲んだからね。まあ、バブルだったしね。」
「あの頃はよく鞭で打たれたもんでさあ、何かといったら鞭。誕生日だっていったら鞭。昇進祝いだっていったら鞭。鞭鞭鞭鞭。ある時なんかあまりに打たせ過ぎて女王様からギブアップ宣言が出たからね。俺だけじゃないかな、女王様のお許し下さいを聞いたの。まあ、バブルだったしね。」
「いや、衰えたわ。俺が現役ならウォシュレットなんかにデカい顔をさせないんだけど。というか、俺の引退でウォシュレットを登場させる余地を与えちゃったよね。まあ、バブルだったしね。」


なんて話を若い女王様相手に語るわけですよ。ブランデー傾けながら、遠い目をして。
本物の女王様がいなくなったなんて事も言いたいなあ。

今から無茶され体験しても、若かったなあと武勇伝を語るには年取るのを待たなければならないですからね…。
唯一の後悔ですよ、本当。

10年後、武勇伝を語れてればいいんですけど。その時はきっと老化も実感してるでしょう。
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makoto139

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